「heavenly」はほんとに名曲ぞろいだなとつくづく思う。
90年代のラルクはヒット路線と独自の世界観が入り混じっていて、個人的にはとても好きな曲が多いです。そう考えると最近のラルクは万人受けを望まれている感じがあるから、曲も自由に書けないのかもしれないなぁ。また「EVERLASTING」みたいに、完全受注生産でいいからラルクの世界観全面推しの曲も出してほしいな。あれは完全に【L'Arc~en~Ciel】とはなんたるやを、ファンに再確認させてくれた曲だったなと。
話がそれちゃったけど、今回は「Vivid Colors」というこれまた名曲について。私は歌詞よりも曲のメロディーだったり、さわやかでクリーンなギターの音で鮮やかな色彩を感じますかね。スネアの音も気持ちいいんだこれが。ライブでテッチャンがくるくる回ってる気持ちがわかるくらい、爽快な曲。ラルクさんはほんとにメロディーの天才だなぁ。何度も書くけど。あと、明るい曲調で物悲しいストーリーを歌うことも多いですよね。ただ逆も然りで、暗い曲と見せかけて熱烈ラブレターだったりもするけど。
歌詞は彼女とお別れした男の人のお話ですね。きっとフラれたとかじゃなくて、まだお互い好きの気持ちがあるんだけど、別れを選択しなきゃいけない何かがあったんだろうなと思ってます。勝手に。よくhydeさんが書く、未練たらたら、愛執たらたらな男性とは少しちがうというか、前向きに忘れようとしてるなと、彼女のことを。それにしても綺麗にまとめられた物語なんだよなぁ。さすがとしか言えないです。この時期の曲の中では、言葉選びはわりとストレートな方だなと思うんだけど、詩人みたいな単語を使ってらっしゃいますね。歌詞だけ読んだら全然vividじゃなくてむしろpastelって感じ。笑
淡くて素敵な風景が車窓からは見えていそう。
しかもリアリティーがすごすぎて、失恋した時に聴いたら泣いちゃうだろうな。笑
実際そういうファンの方もいらっしゃる気がする。だって、「どれだけ離れたなら忘れられるだろう」ですよ？もはや私がL'Arc~en~Cieに対してそう思ってる域ですが。好きすぎてしんどい時にも当てはまるフレーズなのではないかと思います。
昨日はWOWWOWのおうちMMXXだったけど、hydeさんの歌声が何にも変わってなくて、ほんとすこぶる驚いた。きっと調子が悪い時もおありなんでしょうけど、昨日は絶好調だったと思うんです。全ての曲が色褪せてなくて、「これだよ！」って思える曲ばかりだった。TIME SLIPが一番感動したんだけどね、、。イントロから要所要所出てくるギターのフレーズがほんと好きで、「REAL」はこの曲だけでも何回聴いたことか。まじで涙が出ました。ありがとうって思いました。
MMXXではhydeさん＆テッチャンのvividくるくるがとっても可愛らしかった。51歳にかわいいもなにもないんだけど、、、。絶対テッチャン嬉しかったよね、hydeさんがくるくるしてくれて。ちゃんと収録カメラ入ってたら、もうちょっと見やすいアングルで押さえてくれてたと思うけど、それでもサービス映像の素材だけであそこまでの編集ができるってすごい。ライブのカメラワークがいいんだろうな。
話は戻りますが、Vivid Colorsは何回聴いても飽きないです。hydeさんの瞳に映るこの世界は、何色に見えているのでしょう。kenちゃんの突き抜けるギターソロをヴィヴィッドなお花畑の真ん中で、青空の下聴いてみたい。
あ、その時はぜひジャージ以外のお洋服でお願いします。笑
