徒然ラルク

ラルクアンシエルな毎日。

立ち直れない「Feeling Fine」

曲名も曲調もご機嫌なのに、歌詞だけがずっと後ろ向きっていう、ラルク感出まくりの曲。歌詞が違っていたら、絶対今の時期にピッタリな’サマーソング’となっていたことでしょう。出だしの「Are you feeling fine?」がとっても印象的です。

 

作曲はkenちゃん。めずらしく底抜けにポップな曲調で、テッチャンと思いきやのkenちゃん。行進曲みたいなリズム感がおもしろくて、Bメロはお客さんも一緒に手拍子をして楽しめる。ギターソロだけちょっと浮いてると言うか、すごく短いんだけど突然の哀愁が、、笑

Cメロがメランコリックと言いますか、憂いを帯びているのでその流れかなとも思いますが。アルバム「SMILE」に収録されてるんだけど、歌詞は全然スマイルしてない、、。めちゃくちゃ別れた彼女を思い出して、全然立ち直れてないという。笑

ふとした時に思い出しちゃって、どうしようもないわって感じかな。男の人っぽいっちゃポイね。私の友達もこんな感じの人いました。でもこれは、別れた彼女が悪いよねー。「あなたを愛して私は幸せだった」って、そんな反則なセリフ残すなんて。そりゃ引きずるわって話です。

 

私は「P'UNK~EN~CIEL」バージョンが結構好きです。kenちゃんのがちゃがちゃしたドラムと、テッチャンの真っ直ぐなボーカルがツボ。hydeさんとテッチャンじゃ、落ち込み方の度合いが違ってき聴こえて面白いです。サビでリズムが裏に変わるとこがまた好き。hydeさんのギターソロも聴きどころ。やっぱ弾く人違うと全然ちがって聴こえるな~って思います。

 

「SMILE」はすごく聴きやすいアルバムだと思いました。この曲も含めて、実は最近までちゃんと聴いたことなかったアルバムなんだけど、シングル曲以外もわかりやすくてかっこいい曲が多いんじゃないかと。「DUNE」とか「Tierra」みたいなマニアックさはほぼないし、好き嫌いはあると思うんだけど、私はいいアルバムだと思ってます。2年以上の活動休止期間を経て、最初に出したアルバムがこれだったということで、ずっとラルクを追っかけてきた人たちからしたら、結構びっくりな曲が多かったんじゃないかな。だって、前作の「REAL」聴いてから「SMILE」聴いたら、別のバンドか?ってなるとこあるし。でも、ずっとソロ活動をしていたメンバーたちがまた集まって、なんやかんや言いながらレコーディングとかしてる画を想像したら、なんだか微笑ましいですね。バンドというのは、家族とか友達ともちょっと違って、不思議な距離感で集まってる雰囲気がいいなと思う。お互いのことよく知らなくても、音楽という共通言語があるのがかっこいい。

 

歌詞は後ろ向きだけど、真夏の晴れた空が良く似合う不思議な曲だと思うので、

この時期聴く機会が増えそうです。

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