徒然ラルク

ラルクアンシエルな毎日。

ソロ活動 Kenさん編

はい、今回はKenちゃんの出番です。

みんなソロだと名前の表記が違ってややこしや、、、。

 

Kenちゃんはラルクの中で、一番最後にソロ活動を始められました。ラルクの活動休止中は麻雀だの、野球だのと音楽と全く関係ないことをずっとやっていたというKenちゃん。そういう謎なところも大好きです。でも、この活動休止中のエピソードの中で、やっぱりラルクが好きなんだなぁと感じたのはダントツKenちゃんでした。

Kenちゃんはそれまでのラルクの活動を、「消費尽くされてしまって疲れた」というような表現を使って話されていました。色んな景色を見たり、色んな人に出会ったり、たくさんの経験をして生み出してきたのが彼の音楽だったにも関わらず、人気が絶頂に達していく中で、いつの間にか人目を避けた行動を強いられて、それでも曲は作らなければならない。それがとてもしんどかったのだと。

メンバーもそれぞれ向いている方向が変わってきていて、お互い会話の数も減っていった中で各々がソロ活動をスタート。なんとなく曲を作ってみたりもしたけど、結局メンバーの声や音が浮かんできちゃって、「なんでラルクでやってないんだろう?」なんて思う日々。切なくも悲しいエピソードをお持ちです。

普段の明るくておちゃらけたイメージとは違って、実は繊細で誠実な内面が見えるお話だなと思った。

 

そして、そん中彼が始めたのが「SONS OF ALL PUSSYS」。元L'Arc~en~Cielメンバーのsakuraさんに誘われたのがきっかけだとか。’S.O.A.P’は音を楽しむという音楽の根底にこだわったバンドだったと思います。

私はリアルタイムでは、全くと言っていいほどその存在を知りませんでしたね、、。知っていたかったと後悔もしたけど、離れていたのは自分の意志なので致し方なし。だもんで、S.O.A.Pの音楽には全然詳しくない。だから書かない!笑

失礼にあたるからな。(他も詳しいわけではないけども、、)なので、その後Kenちゃんが始めたソロ活動の方を少しばかり、、、。

 

「Ken牛乳」って本が出てるのですが、これは「音楽と人」という雑誌でKenちゃんが連載していた日記をまとめて出版されたもの。これ、Kenちゃんの言葉で日々の生活が綴られていて、めちゃくちゃ面白くて、めちゃくちゃ尊い一冊なのですよ。彼個人のファンでなくても楽しめる。彼の飽くなき音楽人生との向き合い方を、ほんの少し共有できた気分になれる。これを読みながら彼の曲を聴いていると、さらにKenワールドに没頭できること間違いなしです。

 

さて、Kenソロは変態です。(失礼だけどほんとにそう思うの)

HYDEソロ、TETSUYAソロとは段違いにマイワールド感がすごい。あくまで個人の感想。ぶっちゃけKenちゃんファン以外には勧められない感がすごい。笑

わかりやすく表現すると、コアなラルク曲ばっか集めてよりマニアックにした感じとでもいうのか、、、。「IN PHYSICAL」も「The Party」もそんなイメージ。一見分かりやすいロックに聴こえる曲もあるんだけどメロディーが変わっていたり、リズム感が不思議だったり。

歌詞はhydeさんとは真逆なイメージ。直接的な表現も多くて、ラブソングも結構大人な雰囲気。その辺はいつものエロティックKenちゃんです。hydeさんの官能美とはまたちがう。でも作詞作曲のほぼすべてを彼が手掛けていて、その天才っぷりがうかがえるなと。ハイトーンなボーカリゼーションも素敵のかたまり。そして思ってたよりうまかった。笑

バンドには著名な方たちがたくさんご参加されているのもあって、ラルクとはまた違ったかっこよさがあります。いやほんと、サウンドはピカイチだと思います。ゴリゴリですわ。

 

ラルクの活動休止は2年半ほどで明けるわけだけど、その後もコンスタントに活動はしないというのがさすがのラルクさんと言いますか。ライブ活動を休止したりもしていましたね。それでも20周年ライブに向けた、久しぶりのリハーサルでのKenちゃんの感想が、「体がラルクを覚えてる」

 

はぁ~・・・やっぱ最高だな、この人たち。