徒然ラルク

ラルクアンシエルな毎日。

荒野に一輪「wild flower」

イントロは優しいオルゴールのようで、そこにそっと吐息を吐くようなhydeさんの柔らかいボーカルが加わり、ここから徐々に力強さを増していく展開が「wild flower」の一番のお気に入りです。

 

私のイメージでは、歌詞にも出てくる荒野に咲いた一輪の花をそっと優しいまなざしで見つめるhydeさんの画が浮かびます。想像しただけで素敵だ、、!笑

この曲は歌詞がめちゃ素敵なのですが、ギターも最高最強にかっこいいのです!2本くらい重ねて録ってらっしゃるかと思うのですが、どこをとっても超絶かっこいい。ラルクではめずらしくギターが目立っている構成なんじゃないでしょうか。それでもちゃんと歌を引き立ててるプレイの感じは、さすがのkenちゃんだなぁと思います。作曲はkenちゃんですが、もはやイントロ聴いたらそれは一目瞭然といってもいいかもしれませんね。Aメロの途中でリズムインするのですが、そこの気高さと言ったらないのですよ。ギターソロも結構難しいことをされてると思います。とっても素敵です。タイトルと歌詞と曲がここまでマッチしているとちょっと鳥肌ものでもあります。

 

先ほども書きましたが、歌詞がとにかくいいです。2011年の東日本大震災のことを思って書かれたこの歌詞は、一見儚く繊細なように聴こえますが実はとても希望に満ちた力強い言葉がたくさん出てきます。なので、何かを頑張ろうとしている時、何かに挑戦したい時にピッタリな曲だなぁと私は思っています。

 

「そっと目を覚ますようにblooming 見渡す限りのwasteland 何も無い地表に花咲いた 僕は一輪wild flower」

この言葉から始まって、最後の締めくくりがこれ。

「今日も君は目を覚ますblooming こぼれる夜露がteardrop 何も無い地表に花咲いた 君は一輪wild flower 僕らの一輪not alone」

 

hydeさんの歌詞によくある‘’対比‘’ですね。最初はお花の目線で語っているんです。何もない荒野に自分はたった一輪だけで咲いたけど、それになんの意味があるのかと。孤独なだけなんじゃないかと。でも段々、風や星や太陽のおかげで本当は独りきりではないんだということを感じるようになるのです。さらに、最後は一輪の花を見守って来た風や星や太陽の目線に切り替わり、‘’君‘’は1人ではないんだよと言ってくれるのです。

、、、hydeさんすごっ!

切なくもあるけど、やっぱり勇気がもらえる歌詞ですね。すごく品を感じる曲なのですが、ちゃんとロックしているところがラルクだなぁと思いながらいつも聴いています。

 

この曲が収録されている「BUTTERFLY」というアルバムは、メンバーそれぞれのカラーが良く出ているし、オシャレでかっこいい曲が多くて大好きなのですが、この「wild flower」は‘’ken x hyde‘’作品の中でも上位に入る名曲だなぁと思っています。

ぜひぜひ聴いて頂きたい一曲です。

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