徒然ラルク

ラルクアンシエルな毎日。

最後に笑うのは「死の灰」

テッチャン作曲としては、だいぶ渋めのハードロック。そんなイメージがあるのが「死の灰」です。

 

テッチャンはと言いますと、ポップでキャッチーな流行っぽい曲を書かれるイメージがいまだにありますが、この「死の灰」は珍しく男らしいと言いますか(笑)、ゴリゴリのロックで面白いですよね。ただ同じ暗めの曲でも、私のイメージとしてはkenちゃんは屈折してる暗さ、hydeさんは哀しみを感じる暗さ、テッチャンは淡々とした暗さをを感じるのです。伝わりますかね?ま、いいか。笑

(ユッキーはそもそも暗めの曲がメインなので、、)

テッチャンはですね、ニコニコ笑顔が素敵で可愛らしい人って印象がある反面、わりと飄々とされている様な二面性も感じるので、その辺のパーソナリティ的な部分が出ているのかもですね。何にしろ、ポップなテッチャンも、渋めなテッチャンもどっちも好きです。

 

曲の話に戻りますが、出だしの歪が効いたギターリフからしてだいぶ渋め。ライブではhydeさんもギターを持ってらっしゃったので、サビはツインギターで原曲の感じがより出ていました。kenちゃんのリフもhydeさんのリフも聴けて、二度おいしいのがライブバージョン。そして、アレンジもシンプルで聴きやすく、バンドの音って感じがまたかっこいいですね。間奏のギターソロが結構長めで、個人的には耳が幸せ。笑

アルバム「ray」の一曲目なのですが、この頃のラルクとしてはアルバムの一曲目にこういう曲を持ってこられるのは、結構意外だったんじゃないかなぁとか。同じ意味合いでいうと「SMILE」の‘’接吻‘’も似た印象を受けました。「ray」は全体的に耽美的な雰囲気のある曲が多かったように思うので、その辺もこの曲を最初に持ってきたことの意味に繋がるのかもしれませんね。まぁ、「ark」もわりとそんな傾向にあった気がしますけど、、。見せかけはとっつきやすそうな感じだけど、どこか‘’アンチ‘’な空気が醸し出されてる、あの頃のラルクさんの雰囲気とリンクしているような。

歌詞はですね、全体的にhydeワールド全開ですごく好みです。

 

「無数の異なる神より最後に選ばれし者 廃墟で王の座を狙っているのかい?」

 

って、ファンタジー小説の一説ですか?みたいな言い回しが素敵すぎて、、!「いばらの涙」みたいな世界観ですよね。私は大好きなジャンルです。ラルク感濃いめ。

 

「行くあてもないなら 尋ねようか天国でも 真っ赤な薔薇を持って」

 

うっひゃーっ!かっこよ!思いつかんわ、こんな言葉!・・・マンガとアニメの見過ぎでしょうか。笑

すべてを諦めて絶望して、明るい未来なんか鼻で笑っちゃうような主人公が、それを信じている誰かに‘’賭け‘’を持ち掛ける感じかな?「最後に笑うのは誰か」って。う~ん、、書けば書くほど中二病っぽい、、笑

でも、この隣にいる誰かに話しかけているような書き方も好きです。そもそも‘’誰か‘’というのは、望みを捨てきれない自分自身のことかもしれませんがね。

 

最近あまり聴いていなかったのですが、久しぶりにプレイリストに入れてみようかと思います!

open.spotify.com