徒然ラルク

ラルクアンシエルな毎日。

極彩色の別れ「失われた眺め」

 昨日に引き続き、ちょっぴり懐かしいシリーズです。

「失われた眺め」は大人になってから知った曲ですね。ぶっちゃけ、小学生からファンをやっていますが、その頃はラルクさんの全盛期だったこともありまして、ほぼほぼヒット曲だけを聴いて生きておりました。20歳くらいまでは、新しく出る曲ばかりを追っかけていて、「DUNE」のような自分がファンになる以前の曲はほとんど聴いていませんでしたね。もったいない!!

この曲はシンプルにピアノの弾き語りで構成されていて、タイトル通りのノスタルジックな曲となっています。ちなみに弾いているのはkenちゃん。hydeさんの美声が際立った、それこそライブで聴いたら鳥肌立ちそうな感じ。バンドがどうとか、曲がどうこうというよりは、メロディーとボーカル勝負の曲なんじゃないかな。とーっても心に染みわたる。「Tierra」に収録されている「瞳に映るもの」と、世界観が繋がっています。

 

歌詞は、お別れした恋人たちの哀しみを歌った内容かと。女性目線かな?そんな気がしますが、男性目線でもおかしくはない言い回し。なんともドラマチックな言葉選びで、すごく情景が浮かびやすいですね。

 

「枯葉が風に回るように 思い出が駆け巡る 何度もここへ来ては描いた あの人のことが・・」

 

う~ん・・切なげで儚げ。最初から最後まで、どん底まで思い詰めている主人公の気持ちを思うと心が痛みます。散りゆく枯葉に、恋人との関係性を重ね合わせているのでしょうかね。はぁ、、悲しい。

歌詞の雰囲気だけで言うと、モノクロームな景色が浮かぶのが普通かなと思いますけど、私はちょっとちがう捉え方でして、別れた恋人との思い出はどれもとっても鮮やかな色をしていたに違いないなと思うのです。歌い出しからずっと、恋人との愛しい時間を思い出している物語となっているのですが、あまりにも情景が具体的と言うか、すごく色のある素敵な思い出だったんだろうなぁって。

kenちゃんは個人的な趣味でこの曲を作られたそうですが、いや、もうさすがセンチメンタリストって感じですよ。このメロディーが趣味って、、。以前、‘’hydeさんは物語を持って生まれてきた人‘’だと書かせて頂いたことがあるのですけど、kenちゃんもそれに近いものを感じますね。正確に言うと物語ではないのですけど。表現が難しいな。もっと語彙力があれば、、っ!!!う~ん・・なんだろな~・・・景色?違うな、すみません。でも、ラルクで一番‘’アーティスト‘’って言葉が似合うと言いますか、ピンとくる方だなと。それだけです。

 

久々に、昔のアルバム聴きあさってみようかしら。

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