「Fare Well」とは「送別」を意味しています。
‘’Fare Well Paty(送別会)‘’なんて言ったりしますよね。
アルバム「True」の一曲目として収録されているこの曲は、主人公の惜別の想いを綴った壮大なバラードです。物悲し気なピアノからはじまり、そこに引き寄せられるかのようにkenちゃんのギターが鳴くイントロは、それだけで涙が出そうなほどの切なさを連れてきます。
アルバムの一曲目がバラードだということだけでも驚きなのですが、そのタイトルが‘’送別‘’だなんて。ラルクっぽいな~と言えばそれまでなのですが、ラルクのことだからきっと深い意味はないのだろうな、なんて思えてしまうところもラルクっぽい笑
ただ、「True」から方向転換をしたと語っていらっしゃるところから勝手に想像すると、それまでの‘’L'Arc~en~Ciel‘’とのお別れを意味していたりするのかなあなんて妄想に近い想像をしてみたり。受け取り手に委ねられているこの感じ、好きですね~。
この曲も尺としては5分くらいある長めの楽曲なのですが、歌詞を見るとえらく短く感じます。わりとインストゥルメンタル的な構成の部分が多いような印象ですね。そこがまたかっこいいのですがね。ギターソロの前にベースソロがあるのも特徴的かな。一度で二度おいしいとはまさにこのこと。
Trueとの出会いが小学生だったので、昔はそんなにしょっちゅう聴いてる曲ではなかったです。そもそもバラードを聴く習慣があまりなく、、汗
今はふとした時に聴きたくなって聴くというのが多いかもしれません。あれかな、私は20th LIVEのhydeさんのアカペラを聴いてからかな。気になる曲だなと思いだしたのは。
お気に入りの歌詞はこの部分です。
「うまく言えなかったけど いつも想っていたよ」
この短い一文にこの曲のすべてが詰まってるんじゃないかなと私は勝手に思っているのです。しかもこの部分を歌うhydeさんの歌声といったら、、!!主人公が後悔とも強がりともとれるような心の底から振り絞った言葉なんじゃないかな~・・。
後悔と言えば、こちらの歌詞にも刺さるものがあるのです。
「今吹き抜ける この風のように 優しかったなら
果てない切なさに こごえたあなたを 守ってあげられたのに」
小さいことの積み重ねで、お互い分かり合えないままにお別れをしたのかもしれません。ていうか、アルバムの一曲目でどれだけどん底な歌詞持ってくんのよ!って話でもありますが笑
そんなところも大好きだ、、。
そしてそして、最後の歌詞も見逃しちゃいけませんね。
「空を駆け巡る あの鳥のように 強かったなら
貴方はいつまでも この僕のこと 愛してくれたのかな・・」
こんな後悔をしなくていいように、大切な人たちとはきちんと向きあっていかなくちゃダメなんだなと思いますね。それは恋愛とも限りません。今はコロナの大流行もあって、ほんとにいつ誰と会えなくなるとも限らない。あたりまえでも大事なことって沢山あるな~って思いますね。
・・話が逸れちゃってますが笑
書いても書いてもいい曲で溢れている。
30th yearを存分に楽しませてくださっているL'Arc~en~Cielさんですが、私もそれを盛り上げるべくこつこつ更新していきましょうかね!!