徒然ラルク

ラルクアンシエルな毎日。

「ALL YEAR AROUND FALLING IN LOVE」

とっても優しい、ラルクの楽曲ではめずらしいタイプに分類される曲ではないかと思っています。

そんな「ALL YEAR AROUND FALLING IN LOVE」について。

 

アルバム「REAL」の最後の曲として収録されているこの曲は、作詞作曲hydeさんの柔らかさが魅力の楽曲ですね。hydeさんという方は「柔」と「剛」が共存しているパーソナリティをお持ちだと、私は勝手に思っているのですが、L'Arc~en~Cielでは「柔」の部分が前に出ている、あるいはわざと出しているように感じています。曲にもそれがよく表れていて、「BLESS」「Sell my Soul」「さようなら」「Singin' in the Rain」「Anemone」「My Dear」などなど、挙げだすときりがないのですが、柔らかい印象の曲が多いかと思います。歌詞は尖ってたりもしますけどね。

そんな「柔」を代表すると言っても過言ではないのが、この「ALL YEAR AROUND FALLING INLOVE」ではないでしょうか。MMXXライブで披露された時は、とってもびっくりしましたね。それくらいライブではレアな曲。何度か少し書いてはおりますが、日常の風景みたいなものが日記みたいに綴られた穏やかな歌詞が素敵で、hydeさんが聴く人が身近に感じてくれるような表現にしたみたいなことをおっしゃっておりました。「ラルクはラブソングが少ない」と言われたことがきっかけで、思い切って作ったラブソングだともおっしゃっております。そんな曲が良くないわけない。

 

楽器の音もすべてが優しい。ドラムすらも他の曲より軽やかに聴こえて、間奏ではパーカッションみたいに聴こえるところもあって素敵です。イントロのギターもアコギみたいな雰囲気があって、その後ろで鼻歌でも歌っているかのような暖かい音色で響くベースがさらにいい雰囲気を作り出していますね。

 

歌詞の話に戻りますが、2コーラス終わりの英語詞を訳したことある方は、この曲が究極のラブソングであることはお気づきかと思います。

 

Always falling in love...it is a destiny!

Are you feeling the same?

Are you feeling the faith?

It was a fine winter day

Remenber when I met you

All year around falling in love

 

これは強い、、、。強すぎる愛のお言葉、、、っ!!(気持ち悪くてすみません)そもそもタイトルが「一年中恋に落ちている」と、直訳でも胸キュンなわけです。どうしたもんか。それにしてもhydeさんは冬が好きだな、、。笑

ラルクでは数少ない、季節が歌詞に登場する曲ですが、その‘’らしく‘’ない感じがファンの心をくすぐるのでしょうね。フワフワした幸せたっぷりの表現がとても好きです。これを久しぶりのツアーのセトリ、しかもラストの曲として持ってきたラルクさんは、ほんとにファンが喜ぶことを知ってて手玉に取ってる感じがしますよね。MMXXのセトリは、それを如実に感じました。

 

「REAL」というアルバムは、ラルクのアルバム史の中でもシングル曲以外は少し浮いた印象のある作品だと思うのですが、「TIME SLIP」や「bravery」然り、とてもメッセージ性が強くてわかりやすいのが魅力だなとも思います。

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