徒然ラルク

ラルクアンシエルな毎日。

信じる道はひとつ「GOOD LUCK MY WAY」

以前、hydeさん個人に関して書かせて頂いた記事があるのですが、そこでhydeさんらしさが際立った曲ではないかと紹介させて頂いたのが「GOOD LUCK MY WAY」です。

 

過去記事はこちら。 

larcencielbleu.hatenablog.com

 

この曲も本当に大好きで、とーってもいい曲なのでまたご紹介できればなぁと思って書かせて頂いております。「GOOD LUCK MY WAY」は一言で言うと、元気が欲しい時に聴く曲です。元気印のtetsuyaポップというだけありまして(勝手に言ってます)、とてもキャッチーで明るく前向きなメロディーとアレンジになっております。冒頭のギターのアルペジオが爽やかで、晴れた日にお出かけする時なんかに聴くとほんとうにワクワクして足取りも軽くなる。

「人生に幸あれ」と名付けられたこの曲は、実はラルクとファンのことを書いたとhydeさんがおっしゃっておりましたが、むしろラルクからファンへのちょっぴり切ないラブレターみたいだなぁなんて勝手に思ったりもしております。過去記事にもありますが、hydeさんのお人柄がとってもよくわかる言葉選びになっていて、先ほども‘’切ない‘’と書かせて頂いた通りポップな曲調とは裏腹に胸がぎゅっとなるようなフレーズが多いのも事実。

 

「まだまだ夢は醒めないね この道の向こう何が待ってるんだろう?

きっときっと答えはあるから 諦めきれない立ち止まれないんだ」

 

1Aの歌詞がこれですからね。しかも20thのラニバで初めて披露されたともあって、とても強いメッセージ性を感じます。もとは劇場版鋼の錬金術師の「嘆きの丘の聖なる星」の主題歌として作られた曲で、歌詞も映画の内容に合わせてhydeさんが書きおろされたものです。私もこの映画は観ましたが、確かに主人公の気持ちを表すには秀逸な表現ばかりで映画の感動が増し増しでした。ですがそこにhydeさんはファンへの想いも込めてくださったということで、私にとってはすごく大事な曲のひとつですね。

そしてこの歌詞の次にやってくるBメロ。

 

「でも後ろ髪引く あと少しだけでも その柔らかな笑顔の隣に居たいけれど」

 

hydeさんはラルクを‘’難しいバンド‘’だと表現されることが多いです。まさにそれを表しているのがこの1Aと1Bの矛盾した歌詞なのではないでしょうか。4人それぞれにやりたいことややらなきゃいけないことがあって。ただ、それを貫くには何かしらの犠牲が生じるのも事実で。それがきっと「L'Arc~en~Ciel」としての活動のことなんじゃないかと。でも、それでもファンの笑顔を簡単に無下にすることも出来ないという、彼らの複雑な胸の内の葛藤を言葉にされたのではないでしょうか。

そしてその矛盾や葛藤を乗り越えたところで、2番の歌詞に繋がるのではないかな。

 

「移り行く世界の片隅で君に会えて嬉しい 溢れそうな想いを言葉に出来なかったよ

いつかまた会えたら もっと上手く伝えられるかな? Good luck my way 微笑みかけて」

 

あぁ~!!切ない!!微笑みかけてなんて言われなくても、私たちはいつでも笑顔でちゃんと待ってますから!!涙出るようなこといわないでっっっ!!!!

、、すみません、取り乱しました笑

ラルクの特徴でもある明るい切なソングとしては最高最強レベルの作品ですね!曲は明るいのに歌詞が切ないってやつです。ただ、ストリングスのアレンジが歌詞の切なさを辿る、、というのも何かおかしい気がしますが、私にはそんな風に思えてならないのだよね。

 

ラルクからファンへとは書きましたが、実は今の世の中の情勢で苦しんでいる方々にもぜひ聴いて頂きたい曲だなとも思っています。実際わたしも落ち込んで前向きになりたい時、なんだか晴れないもやもやした気持ちの時なんかに聴くことが多いです。疾走感のある澄んだギターの音、軽やかだけど力強いドラム、聴く人の背中を後押しするような高らかなボーカル、そこに寄り添うように歌い上げるベース。すべてが落ち込む自分に少しの勇気をくれているように思います。いつ聴いても涙が出る。

この曲もアルバムバージョンとシングルバージョンでアウトロの長さが違うアレンジがされていたりします。私はアルバムのギターのアルペジオが長くなっているバージョンが好きです!ファンに聴いたことない方はいらっしゃらないかと思いますが、ない人はぜひとも聴いてみてください!!

open.spotify.com