ぶっちゃけ、同世代の方の中にも「L'Arc~en~Ciel」は通ってません、て人は結構いる。「ラルク派かGLAY派かなんて話もあったねー!」なんて、盛り上がってくれる人に限って、実は有名な曲すら数曲しか知らない率が高め。勝手なイメージですが、、。
今回は私なりの各アルバムの聴きどころとか、「取っ掛かり」として聴くべき一枚をご紹介していこうかなと思ってます。
まず、ラルクの現在出ている代表的なアルバムを並べるとこんな感じ。
- Tierra 1994年
- heavenly 1995年
- True 1996年
- HEART 1998年
- ray 1999年
- ark 1999年
- REAL 2000年
- Clicked Singles Best 13 2001年
- SMILE 2004年
- DUNE(10th Anniversary Edition)2004年
- AWAKE 2005年
- KISS 2007年
- QUADRINITY~MEMBER'S BEST SELECTIONS~ 2010年
- TWENITY 1991-1996 2011年
- TWENITY 1997-1999 2011年
- TWENITY 2000-2010 2011年
- BUTTERFLY 2012年
間にリミックスアルバムとか、他にもベストアルバムなんかもあります。初心者の方には「TWENITY」シリーズを聴いて頂くのが手っ取り早いかと思いますが、それではラルクの良さが伝わりきらない!と、私みたいなファンは思ってしまうわけです。悪しからず。
まず、聴きやすさ・覚えやすさなどの観点から、10、20代前半くらいの方におすすめなのは、「SMILE」と「KISS」です。どちらもポップス寄りの曲が多い印象です。アニメの主題歌だったり何かのタイアップだったり、取っ付きやすい曲調が多いんじゃないでしょうか。正直「BUTTERFLY」も悩んだけど。 この二枚は、昔からラルクを知ってる人からすると、「これ、ほんとにラルク?」ってなる曲が多いかもしれないです。収録されてるシングル曲が、そういう雰囲気の曲が多いのかも。アルバム曲に関しても、特徴的なのは「ALONE EN LA VIDA」くらい??聴きやすく、かっこいいロックが多いように思います。
続いて、アラサー・アラフォー世代がテンション上がるだろうと思うのは、「ark」と「ray」。「うわ、めっちゃ懐かしー!!」って思ってもらえるんじゃないかな。ヒット曲が満載の、誰が聴いてもラルクってわかるアルバムだなと。コピーバンドした人も多いのでは?私はちゃんとリアルタイムで両方買いました。「ray」が特にお気に入りで、初回盤を持ってます。これは、ラルクが世の中を席捲していた時代のスマッシュヒットが目白押しで、最高にテンション上がる。今でいう‘’official髭男dism‘’さんくらいの勢いか、それをも凌いでいたのではと思うのは私だけだろうか、、。もちろん、他の年代の方にも思い入れの強い方はいらっしゃるはず。でもラルクの歴史の中で言ってしまうと、売れるための曲感が強めではあるかも。求められているものを表現していた、とでもいうのかしら。
さらに30代から40代の方には、「heavenly」「True」「HEART」をおすすめしたい!ラルク聴いたことなくても、ラルクの良さが絶対伝わるアルバムです。ちょうどいいマニアック加減で、音の色彩がほんとに豊か。なつかしさを感じる、歌謡曲感のあるメロディーも多いですが、私はこの頃のhydeさんの歌声がとっても好きです。透明感が抜群だし、ちょうどいい色気具合。笑
この頃は、kenちゃん曲も明るい曲調が多かったんじゃないかと思います。若さゆえですかね。「虹」がドラマティックkenちゃんの始まりかなと、私個人としては思っております。この三枚は、ほんとに名盤と呼ばれるべきアルバムではないでしょうか。
そしてそして、ラルクを深堀りしたい方へおすすめするのがこちら。「DUNE」「REAL」「AWAKE」。ファンには特に外せない曲がたくさん入ってるかな。
「DUNE」は1stアルバムなんだけど、インディーズ時代のお話だったので、10thアニバーサリーバージョンを記載させて頂きました。これはほんとに癖が強い。曲もボーカルも癖のかたまり。笑
ほんとに好きじゃないと聴けないとすら思います。でもその癖が病みつきになるのがラルクマジック。これがハマる時がきたら、きっとドエルへの第一歩ってことで間違いないです。
「REAL」は勝手に‘’大人アルバム‘’って呼んでます。音も歌詞もこのアルバムの良さが分かるようになったら大人になった証拠的な。ラルクの音楽性の自由度が、また上がったようにも聴こえる曲が多め。ほんとに何やっても許されるバンドだなと、しみじみ思ってしまうのです。
「AWAKE」は聴く人によっては、「あれ?あんまり好きじゃないかも?」ってなるかもですね。コンセプトがはっきりしているアルバムだなぁと思います。ラルクらしさを求めるならば、ぜひぜひ知っておきたい曲ばかりなんだけど。暗めな曲が多いのかもしれない。アルバム曲は特に。tetsuyaポップがないからかな?
で、最後になりますが、「L'Arc~en~Cielとはなんぞや?」って思う人には、「Tierra」と「BUTTERFLY」をとりあえず聴いとけ!と思ってます。(なんじゃそりゃ)
「BUTTERFLY」は最新アルバム、、、2012年だけど、、、ということもあるのだけど、曲のバランスがいいのと、メンバーごとの個性が色濃く出ている楽曲が多いと思うので、4人のキャラクターを知るにはもってこいなのではないでしょうか。あくまでも、「L'Arc~en~Ciel」の中での立ち位置の話になってくるけども。
「Tierra」は、今でも色褪せない名曲ばかりではないかなと。「DUNE」よりは、初見でも聴きやすいはず。結構シンプルなバンドアンサンブルが特徴じゃないかな。最近の凝りに凝りまくったサウンドとは違って、本来のラルクの音を楽しめる一枚かと。歌詞のhydeワールドも素敵すぎる。
とまぁ、長々と書いてきたアルバム紹介ですが、ファンにはそれぞれ最強の一枚が存在してるはず。愛せる曲ばかりを作ってくれたL'Arc~en~Cielには感謝しかないですね。
新曲も待ち遠しいけど、30周年に向けてアルバムとか出してくれないんですかね?こんなご時世になってしまったし、めちゃくちゃ期待して待ってるんだけど、、。ダウンロードじゃなくて、絶対買うからぜひお願いします!!