この曲を初めて聴いた当時、私は小学生だったか中学生だったか、、。ジャズとか分かるような歳でもないのにものすごくお気に入りだったのを覚えています。
イントロのピアノの音と、なんと言ってもギターのオシャレさよ!!というのが私の最大のおすすめポイントですね。いきなりオススメ出てきちゃって、あと何を喋るんだって話になっちゃいますが。
ちなみに、ギターはソロもめちゃくちゃにかっこよいです。フィンガーピッキングじゃないですかね?この曲。すごくジャジーで、kenちゃんの(勝手に)代名詞ともいえる踊るギターがよくわかる一曲じゃないかなと思っています。ベースとドラムも含めて全体的に楽器の音に聴き惚れる曲。メンバーにはいませんが、とにかくピアノが際立っている曲ですね笑
「Singin' in the Rain」というタイトルの通り、雨の降る窓の外をぼーっと眺めているかのようなコード感が素敵です。ピアノの少し跳ねるような弾き方とかリズムが、雨粒が落ちて地面に跳ね返る様を表しているようにもとれて雨がダンスしているかのように感じます。
歌詞もこれまた素敵。
「恋愛」とも「友情」ともとれる曖昧な表現が魅力的だなと思います。どちらにしろそれは‘’過去‘’のお話になってしまうのですが、、。ちょっぴり切ないところもhydeさんらしいといえばらしいかな。
「いつまでも降りつづけ心へ 君の好きだった雨に優しく包まれて」
象徴的なこのフレーズがすごく胸にささりますね~。‘’君‘’が雨を好きだったから自分も雨を素敵に大切に思えるんだと言っているかのようで、私は世にある雨の歌の中でダントツ好きです。
「静かな雨音が心地よくはずんで」
「あぁいつもの道は傘にゆれる 色とりどりに華やいで」
「ふと立ち止まって見上げた空は あぁひとつひとつ雫がきらめいて」
雨をとても大切な思い出としているのがとってもよくわかる歌詞たちです。主人公には雨に濡れた街の風景がすごく素敵に映っているのでしょうね。
そして最後は「ずっとずっと やまないで」と懇願するのです。「心が枯れないように」と。・・・なんつー切なさ。‘’君‘’との大事な時間を忘れないように、ということでしょうかね。ほんと、ドラマティックhydeさん。
hydeさんの歌詞には思うことがたくさんあって、まぁブログでもいっぱい書かせて頂いているわけですがよく思うのは「自分を責める」ような言葉が多いかなとか。責めるは言い過ぎかもですが、‘’別れ‘’とか‘’失恋‘’とかなんでもいいのですが、人のせいにしないですよね。どうにもならないことを悟っていて、ただひたすらそれを嘆いているといいますか。後悔したり、謝ってみたり、全部自分が悪いみたいな言い回しをされている曲が多いような、、、。
なんて言うか、ほんと人柄ですよね。(変な締めですみません)