徒然ラルク

ラルクアンシエルな毎日。

空の赤に問う「What is love」

これもまた、私の中では名曲中の名曲です。そんな「What is love」について。

 

アルバム「ark」に収録されているこの楽曲ですが、イントロがとても短くて、ガイドコード的にギターとシンセかな?あとはシンバルの音がシンプルに鳴ってすぐにhydeさんの切ない歌声が聴こえて一気に曲の世界観に引き込まれます。曲調としてはポップな部類に入るミドルナンバーですが、歌詞の切なさとギターの哀愁がとっても素敵なんですよ。サビでテンポが変わるのもとてもいいスパイスだなと思います。全体的にはゆったりしているのですが、サビで少しテンポアップするからまったりにはならない。

そしてそして、ギターソロがまた最高なんですよね~。kenちゃんにしか出せない憂いのフレーズだなぁ。素敵すぎる。30thライブがあるならば、これもぜひともやって頂きたい楽曲です。

 

「What is love」はですね、これも歌詞がすごく意味深です。私は勝手にそう思っております。そもそもタイトルが「What is love」ですからね!そんなの誰にもわかんないですからね!「同性愛」がテーマとも言われているこの曲ですが、歌詞を読み解くと確かにそうともとれるなぁと思います。

 

「今でも 愛を知らなくて愛を知らなくてなぜ 僕にはあの感情があの感情がない?」

 

これは1サビの歌詞ですが、‘’愛を知らなくて‘’の言葉は異性に対して恋心の芽生えがまだない(あくまで恋愛の話だとして)と取れますが、そのあとの‘’あの感情がない?‘’の言葉には、とはいえ興味がもてないんだよと言っているようにも聞こえますね。‘’?‘’が付いているのは、自分がまだそこに半信半疑でいるからではないかと。

 

「大切な人にさえ届かない この殻が邪魔をして からまわりする」

 

2Aのこの歌詞は、いいなと思う人はいるけど自分のその感情に自信や勇気が持てない主人公の葛藤が現れているよう。‘’殻‘’とは‘’偏見‘’に対する恐怖心ですかね、、なんて。あくまで私の解釈です。そして、1サビにはないのに2サビの最後に突如囁かれる「What is love?」の悲し気な言葉が、なんとも胸を締め付ける感覚にさせるのです!なんじゃこの名曲はっ!!!

‘’染められた空の赤‘’というフレーズが出てきますが、真っ赤な夕日に染まった海辺を想像するサウンドにピッタリな歌詞だなぁと思っていつも聴いております。まぁなにがいいって、アルバムだと次の曲が「Pieces」ってところがまたですよね。計算されてるよ、ほんと。「What is love」はイントロどころかアウトロもほぼないに等しく、hydeさんの切なく儚い歌声で終わったところにPiecesのあの神イントロが流れるんですから涙ものです。この2曲の流れは最強ですよ!

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