徒然ラルク

ラルクアンシエルな毎日。

青の絆「静かの海で」

前回からだいぶ間があいてしまいました。いつも読んでくださってる方には申し訳ないです、、。今回は久しぶりに、アルバム「heavenly」から一曲。

 

「静かの海で」は、ラルクの全楽曲の中でもかなり異彩を放っているなと思っています。何がってまず、耳につくサウンドが全て不思議。7分を超える超大作なのですが、曲の半分、つまり3分くらいはずっと、ラルクの曲ではあまり耳にしないような音が聴こえてきます。メインはボーカルと言ったところですね。中々ドラムも入ってきません。ギターもエフェクトを色々駆使した、ファンタジーテイストな音がしてます。そして、半分超えたあたりからドラムが入ってきて、突如として「feel heavenly」という、メンバー全員のコーラスが加わってサウンドも迫力を増していくのです。いい意味で奇怪的な曲だと思う。これは完全なスルメ曲ですね。2回、3回と聴くうちに、知らず知らず沼にハマっていくパターン。なんていうか、忘れられなくなっちゃいますね。

 

2018年のラルクリでは、実に22年ぶりの披露だったとか。私はむしろ、このラルクリで見てから聴くようになったかなと思います。私は気分で聴く曲を選ぶ(アルバム流し聴きとかあまりしない)ので、曲が独特すぎて聴くタイミング難しいですけどね。笑

 

「静かの海で」のクレジットは、作曲が‘’L'Arc~en~Ciel‘’となっておりますが、主にsakuraさんのアイディアが多く反映されているようで。なんとなく分かります、それ。独特の世界観ですよね。変な言い方ですけど、ちょっとぶっ飛んでる。私は後半のバンドサウンドが激しくなってきたところから、ギターがhydeさんと一緒に歌っているように主張激しめになるところが大好きです。kenちゃんの音が素敵すぎて、、。

こんな長い曲なのに、歌詞はわりと短めで。「静かの海」というのは、月にある海の中のひとつなのですが、人類が初めて降り立った場所でもあって、そこに残されてきた機械の目線で書かれている歌詞だそう。なんつー難しい歌詞だ。笑

 

「一人残されて静かの海にいる 君は帰ってしまったけれど 夜空がなぐさめてくれる」

 

ちょっぴり切なさを秘めている歌いだしのこの部分。‘’孤独‘’な曲なのかなと思いきや、実は‘’友情‘’という愛のかたちを歌った曲なのがまた、、っ!!なんていうか、健気なんですよね、主人公が。

 

「青く浮かび上がる君のいる場所 余りにもきれいで言葉にならない feel heavenly...」

 

君のいる青く浮かび上がる地とは‘’地球‘’のことなんでしょうけど、繰り返される「feel heavenly」の言葉は自分に言い聞かせているようにも聞こえます。「君がいなくても幸せ」だと。月に来るまでの間に友と過ごした日々を思い出しながら、友が帰っていった青い星を独り見つめる背中が浮かびますね、、せつない。そして、相変わらずいい詞書くな、hydeさん。hydeさんも月に行ったのか、、??笑

 

特異な曲ではありますが、とーっても素晴らしい音が詰まっていますので、ぜひ今一度聴き直してみて頂ければっ!

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