this isシリーズ、2回目はkenちゃん。
大人びた雰囲気で、pvに出てくる有名絵画がとっても似合う美しいロックバラードです。こういう曲がkenちゃんの持ち味だと勝手に思ってるんだけど、失礼じゃないかな、、。
「叙情詩」は、初めて聴いた時の衝撃が大きかった曲の上位に入る。なんていうのか、これをシングル曲として世に出しても受け入れられるのは、L'Arc~en~Cielであるがゆえだと思ってます。始終マイナーなコード感で、決してハッピーを連想できる曲調ではないわけで。でもよくよく聴きこむと、実はめちゃくちゃ愛に溢れてるというラルクマジックがある。それはhydeさんの甘い歌声だったり、歌詞だったり、ストリングスが奏でる旋律だったり。(特にアウトロは素晴らしい)kenちゃんの曲はよく「映画のサントラ」みたいと例えられると思うんだけど、叙情詩はまさにそんな感じです。私の中では‘’hydexken‘’作品の、最高傑作ではないかと思っています。
歌詞は、色褪せず永く続いていく愛情を表現しているように感じます。こればっかりは、hydeさんにしか書けない甘美なラブレター。pvでは、他の3人からhydeさんに熱烈ラブレターが届くんですけどね、、、笑
「季節は色を変えて幾度巡ろうとも この気持ちは枯れない」
「花のように揺らめいて 君を想う」
この曲で最も麗しく、可憐だなと思ってるフレーズ。‘’僕‘’という一人称が印象的なのも、この曲の歌詞の特徴かなと思っています。失恋とか片思いとか、そんなワードにとらわれることなく、ただただ愛しい人のことを想って手紙をしたためているかのような情景が浮かぶんですよね。一見無償の愛のように聴こえて、実はきっちり一人の人間を想っている内容。でも重くない。hydeさんの表現力は、本当に凡人のそれでは到底追い付けません。ライブでは、冒頭のサビをhydeさんがアカペラで独唱する姿が素敵でたまらない。そして、
「微笑んだ瞳を無くさない為なら たとえ星の瞬きが見えない夜も」
「降り注ぐ木漏れ日のように君を包む」
ですよ。木漏れ日のようにですよ!、、、照れるわっ!笑
hydeさんはよく、「自分がやりたいと思っていたものを、kenちゃんが書いてきてくれた」と表現されることが多かったように思う。叙情詩もそんな楽曲のひとつだとか。二人はラルクの中でもひときわ仲良しさんだと思っていましたが、音楽性の類似も要因かもですね。メンバーにこんなこと言われたら、作ってる本人はめちゃくちゃ嬉しいだろうね。口には決して出さないですが。笑
♪ The love to you is alive in me. Wo-everyday for love ♪
♪ You are aside of me. Wo-everyday ♪
案外この時期にもピッタリな曲だと思います。