「TRUST」は曲調が好きです。
幻想的なギターのディレイから始まって（AWAKEツアーではテッチャンが弾いてた）、派手な展開もなく、切々と流れていくメロディーに耳を傾けていられる、隠れた名曲だと思う。
2015年のラルカジノで演奏されたのがとても印象に残っていて、このライブは野外だったのだけど、星空の下が良く似合う曲だなって思った。（夢洲の夜空に星が出ていたかは、、、笑）
ギターだけじゃなく、Aメロのボーカルディレイも私的にはすごくツボで、テッチャンの追っかけてくるコーラスもめちゃかっこいい。テッチャン作曲のマイナーソングはあんまりないかなと思うんだけど、洗練されたメロディーで、hydeさんのボーカルをとっても美しく聴かせてくれる曲だなと思います。暗闇を切り裂くみたいな、kenちゃんのギターソロも清々しい。
「AWAKE」は、ライブで定番みたいなエース級の曲が少ない印象のアルバムだけど、私はマスターピースだらけのアルバムだと思っています。言い方変だけど、立ち位置が微妙な曲が多いのかも。ちょっと思想とか、哲学とか、共感できる人が限られてくるような歌詞が多めかもしれないなと。まぁ、それでこそラルクだなと思ってしまうのだけど。笑
「TRUST」も、誰にも答えられないんじゃ？みたいな問いかけが多くて、色々と考えちゃう歌詞。心のよりどころを探しているとでも言うんでしょうかね。悲哀に満ちた願いの歌だなぁと思ってる。これから生まれて来るであろう命からの、私たちへの問いかけとでも言うのでしょうか、、。争いがテーマなのかな？どうにもできないことを悲観してる言葉が多くて、それでもAメロ、Bメロまではhyde節のおかげで夢の中にいるみたい。そこも素敵。「My Dear」という曲がこのアルバムに収録されているのですが、この「TRUST」とは対になる曲なんじゃないかなと、私は思ってるんだよね。My Dearに関しては、また今後書かせて頂こうと思っていますが、TRUSTで問われているテーマの答えをくれるような歌詞が出てきます。慈愛に満ちた曲で、これまた素敵。
これは是非とも聴いていただくのが一番かも。
ラルカジノの映像も美しくて圧巻なので、そちらもぜひぜひ見て頂きたいところ！
