これ、むちゃくちゃかっこいいですよね！誰か共感してくれる人いるかな？
ユッキーの曲はほんとにかっこいい。なんていうか、単に好みの問題だと思うんだけど、いちいちトラックの音がかっこいいんだよね。且つ全体的にシンプル。シンプルって、案外難しいと思うんです。なかなか表現するのが難しいんじゃないかなって。ラルクだと、一番わかりやすくかっこいい曲を作るのはhydeさん、ってイメージだけど、実はユッキーも同じくらいそういう曲が多いなと。
打ち込み周りは複雑なことをやってるんだと思うんですよ。細かいビートとか、そこに乗せるドラムの手数とか。でもkenちゃんみたいにゴージャスでシンフォニックにするでもなく、テッチャンみたいに細部までコンセプトにこだわってます的なこともなく、単純にご自分の‘’好き‘’を音楽にしてる感じと言いますか。中でもこの「shade of season」は、私のお気に入りです。
作詞作曲yukihiroさんということで、耳障りがとても新鮮。まず、リズムパターンがかっこいい。叩きすぎないドラムもとってもよき。さらにはご自身で作られた曲なので、当たり前と言えば当たり前なのですが、タイトで正確な彼のドラミングが、この曲にはものすごくマッチしているなと。シーケンスとの相性が抜群だと思う。あとはギター。ギターがリフとかコードとか、そういう表現の仕方ではなくて、なんていうのかな、響きを重視してるというか、SE？的な使い方をされているのかなと。シンセもそんな感じ。
歌詞も新鮮。生きている中で繰り返し起きる出来事を、淡々と語っているみたいな。「繰り返す いつまでも 今迄も これからも」そもそもこのフレーズが繰り返されてますが（笑）、すごく怪しげで意味深、、。ミステリアスなユッキーが書いたとあれば、納得の一言です。
ユッキーは、インスピレーションで曲を書く芸術家タイプのkenちゃんとは真逆で、イメージからしっかりと構成を考えて、どこにどの音（楽器）をはめるかにまでこだわっていそう。「L'Arc~en~Cielの場合は、任せた方が面白くなるし、かっこ良くしてくれる」と、自分の作った曲に関して話してらっしゃいましたが、この曲もアレンジはkenちゃんとの共同作。こだわりの中にも多少成り行き任せみたいなゆるさ？が、いい意味でのシンプルに繋がっているのかも。
テレビとか、ラジオとか、インタビューとか、どんな時でもユッキーはメンバーのことを尊敬してるんだろうなと思える話を聞かせてくれるし、きっと信頼もしてるんだろうなと、なんだかほっとするし嬉しいです。
