徒然ラルク

ラルクアンシエルな毎日。

終われない「Lies and Truth」

何が終われないって、最後のサビですね。笑

結構長いんですよね、この曲の大サビ。hydeさんやkenちゃんが、勝手に一人で終わっちゃうほどに。【MMXX】のWOWOW放送では、hydeさんが完璧にやらかしちゃってました。美しく響くのはテッチャンのコーラスだけ、、。あれはあれで、そういうアレンジと言われれば成立してたと思うけど。何回しで終わるか、完全に数えてなかったんでしょうね。テンション上がりすぎて。笑

ミュージシャンだしライブで気持ちが上がっちゃって、、なんてことはあると言えばあることだと思うので致し方なし。kenちゃんも「僕が先に終わることもあります」って、Twitterでおっしゃっておりましたので、それほどにわかんなくなっちゃう曲なのでしょう。

 

さてさて、「Lies and Truth」にはシングルバージョンとアルバムバージョンの2パターンが存在していますが、私はちゃんと締まって終わるアルバムバージョンが好きですかね。昔の曲はフェードアウトしてく曲が多い。アルバムでそこを直すっていうのはしょっちゅうあること。アルバム「True」の先行シングルで、kenちゃんが売れ線を意識して書いたポップなナンバーですが、好きになればなるほど、なぜか相手を信じられなくなってく気持ちを書いた詞が、ちょっぴり大人な切なソングです。

イントロあたまからすぐ歌が入るのだけど、もういきなりkenちゃん全面出しのストリングスが壮大なイメージを作り上げていて。このあたまサビに関しては、シングルのベースなしバージョンが個人的には好みです。ベースがあるとかっこいいのだけど、ない方が儚い感じと言うか、私のこの曲のイメージにピッタリなんですよ。で、歌あとにいきなりくるベースソロがよりカッコ良さを増す感じ。アルバムバージョンのベースありの方が、ドラマティック感は増し増しではあるけど。

あと、ギターのカッティングがめちゃ好き。毎度ライブ映像見ながら思うのですが、大抵の曲はCDだとギターは何本か重なっているのだけど、ライブは基本kenちゃんの1本だけ。シーケンスから出てる曲もたまにあったけど、それでもほぼほぼkenちゃんのみ。なのにまったく厚みが減って聴こえないのが、ラルクのすごいとこ。テッチャンのベースプレイがギター寄りなところも関係してるんだろうけど、kenちゃんのセンスもすごいんだろうなぁ。重なってるギターのどの部分を弾いて、どこを削るかの計算が緻密なのか、実はそこもアーティスティックな感性で本能的に選んでいるのか、、。ツインギターじゃないのに、ギターの弦の音が粒立って聴こえて素敵のかたまり。

 

歌詞は「こんなに好きなのに、きみはなぜ本当の気持ちを見せてくれないの?」みたいな話。めちゃくちゃ疑ってるんよね、、ほんと、疑いまくりです。まぁ、好きだから信じられないという気持ちは分からなくもないけど。1番と2番でLise(嘘)とTruth(本当)の対比になっているところが、hydeさんらしさがあるなと思っています。

この曲はどの部分の歌詞がいいかというよりは、「君が届かない」というワンフレーズにすべてが詰まっているんじゃないかと。曲調は明るいのに、胸が苦しくなる言葉がたくさん並んでいるところがラルクらしさかな。

 

「True」はほんとに名曲ぞろいなんだけど、なぜか認めないファンの方も多い印象。ポップスメロディー重視の曲があってもいいじゃないか!と、私は思うのだけど。

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