徒然ラルク

ラルクアンシエルな毎日。

大人になって気付く「Blame」

「Please don't Blame it on me」

何回聴いても浮気してフラれた男の嘆きの歌にしか聴こえないんだけど、それがこんなカッコよくなりますか?罪ですね?


「Tierra」に入っているアルバム曲なのですが、子どもの頃はあまり刺さる曲じゃなかったんですよね。そりゃ理解できないか。
サビのメロディーとかわりとキャッチーで、テッチャンらしいと言えばらしいと思う。ベーシストが書いた曲だと言われればほんと納得。
hydeさんは言葉選びがオシャレで詩的だから、歌詞が曲の世界観を引き立ててると言うか、より幻想的だったりロックだったりに聴こえる部分があるのだけど、Blameは逆だと思うんです。主人公の情けなさを、曲が切なさに変えていると言うか、救いの手を差しのべてると言うかそんなイメージです。下手したらダサくなりそうな嘆きの言葉を曲がすべてなかったことにしてる感じ。Aメロあたりは独りでグチグチ後悔の念を唱えてる感じなんだけど、サビでいきなり「あぁもう!なにしてんだ俺は!」ってな感じで突き抜けるメロディーに変わるんだよね、、。すごいです。
(解釈違って不快に思う方がいらっしゃたらすみません、、)


色々書いたけど、もうとにかくほんとベースのフレーズが神。
インターから大サビへの流れが途中で入ってくるkenちゃんの音と相まってほんとに好き。
2014年の国立ライブのアレンジも好きすぎる。要所要所に入ってくるシンセの音がまたいいんですよ。今聴いても古くささを感じないし、全くもって言うことなし。


「どうか責めないで」なんて、
ズルい言葉を英語でさらっと流すhydeさんのズルさといったらやっぱり罪ですね。

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