徒然ラルク

ラルクアンシエルな毎日。

郷愁の旅路「ALONE EN LA VIDA」

これは、この時期にとてもピッタリな一曲です。

 

「KISS」というアルバムに収録されていますが、‘’KISS‘’はわりとポップで聴きやすい曲が多めのアルバムだと思いますので、この曲はその中では結構浮いているイメージ。シングル曲が、「SEVENTH HEAVEN」「MY HEART DRAWS A DREAM」「Link」「Hurry Xmas」などの明るめのハッピーソング?が多いからかもしれませんね。他のアルバム曲も、ALONE EN LA VIDAほど変わった曲調ではないと思います。

 

さて、ラテン調のミディアムバラードのこの曲ですが、kenちゃんの作曲です。とても大胆なアレンジだなぁと思うのですが、聴けば聴くほどクセになる感じはkenちゃんならではですね。メロディーと歌詞の相性もぴったりで、ギターソロの哀愁がたまりません。スペイン語で「孤独な人生」と名付けられたこの曲は、大人な色気が漂いまくりで好き嫌いがはっきり分かれそうな気もします。

この曲の何がすごいって、弦楽器の多さですよね。いくつ重なってんだってくらいいますよね。そこでしっかり存在感を出しているギターもまたいい感じです。ピアノの感じも含めて、めちゃくちゃkenちゃん感が前面に出ております。これも映画の主題歌に出来そうですよ。まだ聴いたことない方はぜひとも。

 

歌詞のハイライトは、2サビのここです。

「貴方と出逢えて良かった それで十分 この命はまだ旅の途中...and so I go」

 

孤独な人生を歌っているはずなのに、‘’あなた‘’という存在が出てくるところがまた、感傷的なメロディーをより一層センチメンタルに仕上げてきてる気がします。他にも、あてもなく旅をしてきたけど、あとどれくらいの明日が待っているのだろうかと、自分の命の期限を嘆いているかのような歌詞が哀しみを帯びているなと。

私は初めて聴いた時は、そこまでひっかかる曲ではありませんでした。そもそも‘’KISS‘’自体をそんなに聴いていませんでしたし、なんなら私の中では上位に入ってくるアルバムというわけでもなかったので、、。今では好きな曲だらけで、よく聴いております。とってもピースフルなアルバムですよね。

「ALONE EN LA VIDA」はやっぱり浮いてる感じが耳に残りやすくて、何回か聴いているうちに「あれ?なんかクセになるぞ?」と思い始めましたね。肌寒い時期に聴くと、ちょっと寂しいと言うか曲の持つ力に引っ張られて切なくなりますけど、、。

 

ラルクらしいと言えば、ラルクらしい一曲であります。

open.spotify.com